仏壇の掃除をする方法を解説。必要な道具は?いつしたらいいの?

いつの間にか仏壇が汚れていることに気が付いて、
掃除をしたいのにどうやって掃除をしていいか分からなかったり、
中の仏具を出すと、今度は飾り方が分からなくなるので
気軽に掃除ができないことがありますよね。
今回はそんな、仏壇の掃除のやり方の方法とコツを書いていきます。

掃除をする上での注意点も書いていますので、始める前にそちらも合わせてお読みください。

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仏壇の掃除をする方法

仏壇を掃除する全体の手順

1.仏壇の写真を撮る(重要)

2.仏具を出す

3.仏壇の上から順番に毛払いでホコリを取る。細かいところは化粧筆、綿棒を使う。

4.ヤニ(茶色い汚れ)が付いている場合は、固く絞った布で水拭きし、すぐに水気を取る。

5.ツヤ出し剤を布につけて塗る。最後に仕上げ拭き(空拭き)をする。

6.仏具のホコリを取り、ツヤ出しをかけ、仕上げ拭きをする。

7.お磨きをする場合はお磨きをする。

8.写真を見ながら仏具を飾る

仏壇を掃除する際の注意点

金仏壇の金箔部分は絶対に拭かない、触らない

金仏壇は、仏壇の扉や内部等に金箔が使われており、
掃除の時に限らず、金箔は絶対に触らない、拭かないことを覚えておいてください。

金箔は剥がれやすく、知らずに雑巾で拭いて、黒い下地が見えてしまった
なんていう方も結構多いです。修復しようと思うと十万以上はかかるでしょう。

ただし、金色をしていても、金属部分は金メッキをしている金具ですので、
触っても大丈夫です。

写真を撮っておく

仏壇の掃除をする際、仏具の飾り方が分からなくなってしまう方が多いです。
仏具の位置を全部覚えておくことはかなり大変なので、仏具を出す前に
仏壇の中の写真を撮っておいてください。

掃除が終わって仏具を飾る時に、その写真を見ながら元の配置に戻してくださいね。

仏壇は水に弱い

汚れが酷くて、やむを得ず布で水拭きする時は、布を固く絞ってください。
そして水分が付いたまま放置しないようにしてください。
仏壇を痛める原因になってしまうので、水拭きした際はすぐに乾拭きをして水分を取ってくださいね。

金メッキがしてある金物仏具はお磨きをしない

輪灯、華鋲、3具足等に金メッキ加工がしてある場合は真鍮のようにくすんでこないので、
お磨きをする必要はありません。お磨きをしてしまうと金メッキが剥がれてしまうので
間違えてお磨きをしないようにしてください。

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通常金メッキをしてある仏具は、表面の汚れとホコリを取るだけで綺麗になります。
その際も優しくふき取ってあげてくださいね。

ぶら下がっているものは、輪灯以外は外さない

輪灯は両サイドにぶら下がっている明かりをを灯すための金物仏具です。付いていない仏壇も多いですね。

その他にも瓔珞、灯篭といったものがぶら下がっていますが、これらのものは掃除の際、外さないことをお薦めします。

瓔珞はとても繊細な作りになっており、年数が経つと劣化し、耐久性が落ちている場合がほとんどです。酷い場合だと触るだけでポロポロと部品が落ちてきます。

そうなると瓔珞は修復が難しく、ほとんどの場合買い替えになってしまうでしょう。

灯篭は中に配線が通っており、線を引っ張ると配線を痛めてしまう可能性があるので、
よくわからない場合は外さないほうが無難です。

仏壇の掃除に必要な道具は?

それでは仏壇の掃除に必要な道具を説明していきます。

・柔らかい布3枚
(水拭き用、艶出し用、仕上げ用。綿、マイクロファイバー等)

・仏壇専用ツヤ出し剤
(仏壇屋に売っています。500円位、いいものだと1000円以上)

・金属磨き
(お磨きをする場合のみ。金メッキ加工がしてある金属を磨いてしまわないよう  注意してください。メッキが剥がれます。仏壇屋に安いものだと300円台位からあります)

・バケツ2個
(掃除用、お磨き用。お磨きをしない場合は1つでOK。中はぬるま湯推奨、水でもOK)

・化粧筆
(細かい所を掃除したいときのみ。100均等で買えます)

・毛払い
(仏壇店で数百円で買えます)

・綿棒
(細かい所を掃除したいときのみ。)

仏壇の掃除はいつしたらいいの?

天気は晴れのほうが湿気が少なくてお薦めです。

掃除をするタイミングはお盆前、お正月前、法事前にされる方が多いですが、
思い立った時が吉日です。綺麗にしたいと思った時にやってしまいましょう。

まとめ

仏壇の掃除は注意点さえ気を付ければ、自分でできてしまうのです。
ただし、お掃除の際は自己責任でお願いいたします。

不安な場合は仏壇掃除サービスを行っている仏壇店もあるので、一度お問合せをしてみてはいかがでしょうか。

このブログが、あなたの家の仏壇を綺麗にするために
少しでもお役に立てたら嬉しいです。

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