第一回は「アマフレってなんぞ?」という方も多いと思うので解説していきますね。
そもそもアマゾンフレックスって何なの?
アマゾンフレックスとは、一言で言うと
私たち個人がAmazon社と契約を結び、Amazonの荷物を運んで報酬を貰う
という仕組みになります。
ウーバーイーツのような仕組みのAmazon版みたいな感じですが、始める条件はアマゾンフレックスのほうが難しくなります。(条件は下の項目でまとめます)
日本では2019年の春頃から東京のみで開始され、7月には名古屋でも開始されました。
報酬は地域によって差があり、東京で時給換算2,000円以上、名古屋で1,750円以上となっていて、例えば1日10時間×22日働いたとして、月に東京で440,000円、名古屋で412,500円を稼げることになります。
ただしガソリン代等の諸経費は自分持ちで、ここから引かれることになるので注意してください。
今後もエリアは全国的に拡大されていくとみられていて、2019年10月現在では札幌、仙台、福岡でのオープンが予定されています。
配送業を1から始めるとなると敷居が高く感じられますが、アマフレでは配達場所の確認や荷物管理等をアプリで行えるので、その点はかなりやりやすくなっている印象です。
「フリーランスで仕事を始めよう」と思っている人にとってはものすごく魅力的に見えますよね。
しかしいい事ばかりでもなく、始める条件やリスクを考慮する必要があるので、興味がある方も自分が始められるのかどうか、しっかり考えてくださいね。
アマゾンフレックスを始める条件
二十歳以上で普通免許保持者
これは20歳以上で普通免許を取得していればクリアできます。
アマゾンフレックスアプリが使えるiPhoneかAndroidスマホを持っている
スマホの人はいいとして、ガラケーの人もスマホに変えればOK。
軽貨物車を持っている、またはリースしている
貨物軽自動車運送業の届出をして黒ナンバーを取得する必要がありますが、これは書類を用意して対象地域の運輸局&自動車協会に提出すればOKなのでハードルは低いです。
問題は車。
今まで個人で軽貨物運送業を行っていた方なら所持しているかもしれませんが、ほとんどの人が軽貨物自動車を持っていません。
軽貨物自動車は限られた車種になり、スズキのエブリィやダイハツのハイゼットカーゴ、ホンダのアクティバンやN-VAN等が軽貨物自動車になります。(N-BOXをはじめ、ほとんどの一般的な軽自動車は軽貨物自動車ではありません)
アマゾンフレックスを始めるには軽貨物自動車の黒ナンバーの車が必要になります。
自賠責保険&無制限の対人傷害補償および1億円の対物賠償補償付き任意保険に加入
一般の個人が加入している任意保険ではダメで、事業用軽貨物自動車の任意保険に入らなければいけません。
調べてみるとこれがかなり高く、保険会社にもよりますが年20万前後は覚悟しておかないといけませんね。
今まで加入していた任意保険の等級を活用して安くすることができるので、お世話になっている保険屋さんがあれば相談してみるのもいいと思います。
アマゾンフレックスが抱えるリスク
頑張れば月40万を目指せるアマゾンフレックスですが、陰に潜むリスクも見ていきたいと思います。
対象の車を持っていない人は初期投資が必要
条件のところでも書きましたが、殆どの人が軽貨物車を持っていないので、アマゾンフレックスを始めるには購入、またはリースをすることになります。
10年前位の中古軽貨物車なら30万ほどで狙えるものもあるので、最初にできる限りコストを抑えて始めたい方は中古車を狙うといいのではないでしょうか。
新車を検討するならスズキのエブリィがコスパも高くて軽バンの中ではカッコイイと思います。
リースも走行距離無制限のプランだといいですが、制限越えでプラス料金だと恐ろしい額になってしまう恐れがあるので、リースにする際は走行距離は大丈夫か、黒ナンバーを取得しても大丈夫な契約かを確認しておきましょう。
少し割高にはなりますが、事業用前提のリースだと安心です。
ちなみに私はホンダのN-VANを新車で購入しました。正直結構高かったです^^;
高いのに選んだ理由は、丁度車の買い替え時期で自家用と事業用を兼ねて買おうと思ったので、個人的に軽貨物車の中で一番デザインが良く、安全性能も高いと思ったN-VANを選びました。
オファーが不安定な時がある
時期によってはオファーが少なくなってしまう時もあるようです。
アマフレに入れなかった時に行う仕事を決めておくと時間が無駄になりませんね。
空いた時間を有効活用できるのがフリーランスの強みでもありますから。
アマゾンフレックスという形態がいつまで続くか分からない
このまま順調にエリアが拡大していけば全国に広がって数年でアマゾンフレックスが終了するということは無いとは思いますが、予想外の問題で突如終了してしまう可能性も考慮に入れておかないといけません。
その時はアマゾンフレックスは個人事業主との委託契約なので、その契約を解消して終了ということになります。会社員のように雇用が守られるということはありません。
アマゾンフレックス1本だけではリスクが高くなるので、アマゾンフレックスが無くなっても仕事が無くならないようにする必要があります。
もちろんアマゾンフレックスが末永く続き、安定した仕事形態を築けるに越したことはありません。
突如一方的に解除されるケースもある
これが一番怖いのですが、アマゾンが定めているガイドラインに違反したりすると、契約が解除されてしまうケースが報告されています。
解除された人の話を聞いてみると、時間指定荷物を時間外に配達してしまっていた(お客さんに確認した上で)とか、1ヵ月以上アマゾンフレックスに入っていなかったら突如解除されたという話がありました。
自分ルールで変な気を利かせないように意識したほうがよさそうです。
お客さんの為を思って時間指定外に早く届けても、amazon的には時間指定外配達のルール違反と捉えられてしまう可能性が高いからです。
あと、集荷場所や配達場所、アプリ画面等の機密情報に当たる部分は念のため不特定多数に公開しないほうが無難だと思います。機密情報漏洩違反で解除という可能性も0ではないので。
このブログでも機密情報に関わる写真等はアップしないように気を付けます。
まとめ
・アマゾンフレックスとは個人がAmazon社と契約を結び、Amazonの荷物を運んで報酬を貰う仕組み
・頑張れば月40万を目指せる(諸経費抜き) ・2019年10月現在のエリアは関東、愛知のみ(順次拡大予定) ・フリーランスで働く人には魅力的だけど、アマフレ一つだけで食べていくにはリスクがある ・他にフリーランスで仕事をしつつ、収入の1つとするならオススメ。 ・すでに軽貨物車を所持&保険に加入している人は初期費用を殆どかけずに始められる |
このあたりのことを踏まえて、始める方は検討してみてくださいね。
あと、アプリを登録して始めるタイミングによってはキャンペーンをやっていたりして、数万の報酬があったりするので、アプリを登録する時は必ずキャンペーン内容を確認してからのほうがお得ですよ!
現在私はアマフレを始めるために色々と準備中なので、その流れをこのブログで書いていきたいと思います。
アマフレを検討している方向けに少しでも参考になれば幸いです!