仏壇のりんの叩き方は?回数は決まっているの?棒の置き方は?

仏壇に合唱、礼拝する際、りんを叩く方は多いと思いますが、
その叩き方、自己流でやってしまっていませんか?
今回はりんについての豆知識を書いていきますね。

スポンサーリンク

仏壇のりんの叩き方ってあるの?

りんの叩き方についてですが、りんにもいい鳴らし方、悪い鳴らし方があります。

一般的にはりんの外側を叩いて鳴らす方が多いと思いますが、外側を叩く形でOKです。
ご住職さまもそう鳴らす方が多いと思います。

 

しかし、もう一つオススメの鳴らし方があるのでご紹介しますね。

りんの内側を叩く鳴らし方です。
りんの内側を鳴らすことで、りんの音の響きが良くなり、外側を叩くよりも
奥行きのある音が鳴ってくれるのです。

是非実際鳴らして比べてみてください。

 

悪い叩き方の例も挙げておきます。
りんのふちを叩くのはオススメしません。りんや棒を傷つける原因になってしまいます。
棒をりんの角に打ち付けるように叩いて鳴らすのは避けてくださいね。

仏壇のりんの叩く回数は?

りんの叩く回数は、厳密に言うと1回鳴らす宗派、2回鳴らす宗派があります。

1回だけ鳴らす宗派は浄土宗、真言宗、天台宗等です。毎日のお参りの際に鳴らし、
できればその宗派に沿ったお経を唱えてあげましょう。

2回鳴らす宗派は曹洞宗、臨済宗です。こちらも可能ならその宗派に沿ったお経を唱えてあげましょう。

スポンサーリンク

厳密に言うと、鳴らさない宗派もあります。
浄土真宗本願寺派(お西さん)、大谷派(お東さん)では
本来読経の時だけりんを鳴らし、合掌礼拝だけの時は鳴らさなくていいのです。

しかし、浄土真宗の方でも合掌礼拝の時に2回鳴らす方が多いです。
これは、「合掌前にりんは鳴らすもの」と、親に教えられたりテレビでしているのをみて、
無意識のうちにインプットされてしまっているからだと予想します。

実際問題、今まで鳴らしてきたものを、鳴らさないようにするというのは
なかなか気持ち的にも複雑で、鳴らさないと落ち着かない方も居るかもしれません。

厳密な形式にとらわれず、そこはご自身が一番落ち着いて合掌できる方法を
選ぶといいのではないかと私は思います。

ただし、万が一ご住職さまのご指摘を受けたときは、その方法に従うのがいいでしょう。
ご住職さまにも様々な考え方をお持ちの方がいらっしゃいます。

仏壇のりんの棒の置き方について

りんを叩く時の棒、名前は「りん棒」と言います。そのままですね(笑)
このりん棒の置き方に困っている方を時々見かけます。

通常はりんの中に棒を入れておけば大丈夫です。


 

気になる場合はりん棒の置台を用意するといいでしょう。仏壇屋さんで購入できます。
安いものなら1000円未満でありますよ!

まとめ

・りんを鳴らすときは外側か内側を叩くようにします。
・りんのふちを叩くのはりん、りん棒を痛めるのでオススメしません。
・鳴らす回数は宗派によって1~2回で、鳴らさない宗派もあります。
・りん棒はりんの中に入れておくか、りん棒台を用意してください。

いかがでしたでしょうか。りんは仏壇とセットと言ってもいい重要な仏具です。
末永く仏具を使い続ける為にも、仏具を痛めにくい使い方をしてきましょうね。

スポンサーリンク
タイトルとURLをコピーしました