ぶっちゃけ家に仏壇は必要なのかを解説!ご先祖さまだけを祀るスタイルとは?

今回は”家に仏壇は必要なのか”ということについて書いていきます。

そもそも仏壇は、仏壇の元となるものがインドで始まり、日本に渡ってきて西暦685年に天武天皇が「家に仏舎を置いて仏像を祀り、お経を唱えて礼拝供養しなさい」と言ったことが、仏壇が普及するきっかけになったと言われています。(諸説あります)

小さい頃から仏壇が家にある人から、今まで全く関わる機会がなかった人まで様々だと思いますが、最近では伝統的な仏壇の需要が減りつつあり、オシャレな感じのの家具調仏壇の需要が高まってきています。

【伝統的な仏壇の一例】

【家具調仏壇の一例】

ぶっちゃけ仏壇って必要???

突然だけど、仏壇ってどうして必要だと思う?
ご先祖様を祀るため?
半分当たりかな。本来の目的は上にも書いてある通り、仏像=本尊を祀って拝む目的で始まったもの。
いつからか、そこにご先祖様の位牌を置いて、ご先祖様にも手を合わせるようになったんだね。
でも本尊と言われてもピンとこないよ・・・
問題はそこなんだ。家に祀ってある本尊が阿弥陀様なのか、お釈迦様なのか、大日如来様なのかも分からないままに、仏壇を拝んでいる人もたくさん居る。
現代ではどちらかというと、本尊よりもご先祖様に手を合わせている感覚の人が多いのではないかな?
確かにお墓参りと一緒で、ご先祖様のことを想いながら仏壇もお参りしているかも・・・
それはそれで一つの在り方だからいいと思うのだけど、本来の宗教、宗派による教えの部分が抜け落ちているなら、仏壇じゃなくてもいいのかなとも思うね。
それで今回の核心となる部分なのだけど、日本では宗教の自由が保障されているので、他の宗教、宗派に改宗したり、無宗教になって仏壇を無くすことは可能ではある。
肝心なのは、
『自分は仏壇をどうしたいのか』ということで、
具体的には自分、家族にとって仏壇は必要ないのか、伝統的な仏壇を守っていくのか、新しいタイプの仏壇にするのか、もしくは違う形でご先祖様を祀るのかということを考えたらいいと思うよ。
ただし、お世話になっているお寺や親族と相談をせずに自分だけで決めてしまうと、後々トラブルになるケースもあるから気を付けてね。
違う形でご先祖様を祀るとは?
仏壇と呼んでいいのか分からないけど、コンパクト&オシャレな感じでご先祖様だけを祀るスタイルが最近出てきているんだよね。例えばこんなのとか↓

オシャレ!
でもこれだと本尊が無いから、家にお坊さんに来てもらってお経を読んでもらえないんじゃ・・・
良い所に気が付いたね。このように仏壇を置かないスタイルや、小さい仏壇を祀った場合、身内の一周忌や三回忌などの法事は、お寺や葬儀会館を借りて行うことも増えているんだ。
うーん、考え始めるとキリが無いや。
これを機会に、自分の家の宗派について勉強をしてみたり、今後仏壇をどうするのか、親族と話し合ってみてはどうかな?
でもいいの?『伝統的な仏壇を買いましょう』って言わなきゃ、この業界ますます衰退していくんじゃ・・・
どの業界にも言えることだけど、時代と共に必要とされているものが変わるのであれば、業界がそれに対応していかないといけない。いつまでもあぐらをかいて、昔のスタイルだけを押し通していてもダメだと思うからね。

まとめ

  • 仏壇本来の目的はご本尊を祀るためのもの。あとからご先祖様も祀るようになった。
  • 最近では伝統的な仏壇よりもオシャレな家具調仏壇の需要が増えてきている。
  • 御本尊は祀らず、ご先祖様だけを祀るだけのスタイルも出てきている。
  • 仏壇が必要かどうかは『自分が仏壇をどうしたいのか』で、自分の気持ち次第で自由に決められる。ただし、親族や今までお世話になっていたお寺があるなら、きちんと相談をすること。

今回は仏壇が必要なのかどうかについて書いてみました。
仏事について書きたいことは山ほどあるけど、一気には纏められないので、少しずつ小出しにしていこうと思います。

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