私達が普段、無意識にしている3タイプの行動

これから少しずつ、私が以前かじったことのある心理学ネタを記事にしていこうと思います。

人間関係で必ずと言っていいほど起こるのが、意見の食い違いです。
意見が食い違ったままで済んでいくことであれば問題無いですが、毎回そうもいきません。

今回は例を挙げて3つのタイプの行動について解説していきます。

意見の違い、どうする?

友人であるAさんと二人でご飯を食べに行くことになったとして、

「自分はとんかつ専門店に行きたい、でもAさんはうどん専門店に行きたがっている」

こういう状況になった時、あなたはどうしますか?

ザックリ分けると、

①自分はとんかつが食べたいからなんとしてもとんかつ専門店に行く

②相手の意見に従ってうどん専門店に行く

③話し合って相手の気持ちを聞いてから決める or 別の店を探す

に分けられますが、①から③の中で、あなたが普段行っている一番近い行動はどれですか?

心理学でいう3タイプの行動

①のような行動は、【アグレッシブ】と言います。

「攻撃的」という意味で、自分の意見を最優先にする行動です。

時には自分の意見を突き通すため、もしくは自分の利益のために相手を言い負かそうと理屈を並べたり、威嚇をしたりします。『マウントを取る』行為もこれにあたります。

長所:物事がなかなか決まらないような時でも強い意志を持って決められる。リーダーシップを発揮するのに必要な時もある。

短所:相手とトラブルになりやすい。自分の希望は全て叶う可能性があるが、相手の心の中に不満、不信感を抱くことがある。

②のような行動は、【ノンアサーティブ】と言います。

相手のことを尊重、優先し、自分の事は二の次にする行動です。

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普段大人しく、人に意見を言うのが苦手な人はこの行動をとりやすいです。

長所:相手との衝突を避けられ、物事を穏便に運ぶことができる。また、相手を満足させられる可能性があり、時には仕事でお客さん相手にこの行動が必要な時がある。

短所: 自分が卑屈になってしまいがちで、自己嫌悪や相手に対して心の中で不満を抱え込んでしまう可能性がある。アグレッシブな相手に振り回されてしまう。

③のような行動は、【アサーティブ】と言います。

積極的に自分の意見を言い、それと同時に相手の意見も尊重できる行動です。

お互いの意志を尊重して、落としどころを見つけようとします。

長所:お互い対等な関係を築きやすく、お互いの不満を最小限に留めようとする。

短所:折り合いをつけようとするあまり、物事がスムーズに決まらなくなってしまうことがある。

ちなみに基本的な性格をドラえもんで例えると、①はジャイアン、②はのび太になると思います。道具を持ったのび太は突然①になることがあります(笑)

スネ夫はジャイアンには②、のび太には①という、上司には逆らえない中間管理職みたいな感じになっていますね(´・ω・`)

どれがいい、悪いは無い

アグレッシブが強かったり、ノンアサーティブだったりすることは、その人の行動=個性にあたる部分でもあり、一概にダメだということではないです。

むしろ尊重されるべきところなのですが、もし今の人間関係を改善したいと思うのであれば、先に相手の行動を変えるのは至難の業なので、自分の行動を見直していく必要があります。

自分の行動が変われば相手の行動も変わることが多いです。人は人の影響を受けやすい生き物なので。

対等な関係を築きたいなら、アサーティブ!

世の中には本当に様々なすれ違いがあります。

「カップルで会いたい頻度の違い」
「職場での同僚と有休をとりたい日が被った」
「外で遊びたいか、家で遊びたいか」
「バンドメンバーとの音楽性の違い」
(これは解散フラグ)

そういった時に友人にしろ、恋人にしろ、対等な関係を築きたいならアサーティブな行動を心がけるといいです。(あえてドMとかドSな関係を求めている場合は例外ですが・・・)

対等な関係を築きたいのに相手の言うがままに流されていないか、対等な関係を築いているつもりでも無意識にマウントを取りにいっていないか、自分が思うような人間関係が築けていない時は、自分の行動を振り返ってみると新たな気づきがあるかもしれません。

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